三寒四温を感じる今日この頃、これまでに無い大雪も、日に日に積雪が沈んで行くのが感じられます。お日様の力の偉大さと自然の恵みに感謝です。
　２０１１年３月１１日の東日本大震災の発生から、間もなく１０年になります。直接の被害に遭遇しなかった私にとっては、ニュース等の報道から道路の開通や町の造成等と復興がかなり進んできているように感じていました。しかし、全体としては「まだまだ進んでいない」と言う地元の方の声や、大切な方を失った方にとってその痛みは時間で解決できない思いがお有であることを忘れてはいけません。私たちは、この大災害を風化させないように次の世代に伝えることと、危機管理体制や意識の高揚を図る対策が大切です。
　２月２８日、びわ湖毎日マラソンが開催され、鈴木健吾選手が２時間４分５６秒の日本新記録で優勝しました。鈴木選手は、学生時代から色んな大会での活躍は有りましたが、今回の東京五輪の代表の座を逃していました。本大会は、中盤まで先頭集団の中で小柄なせいか集団に隠れているかのように、気負わず冷静な判断をしていた様な気がしました。しかし、３６ｋｍの給水地点で取り損ねたことが逆に勝利への気持ちを一層強くし、ゴールまで一気に走り切ったことが終盤１キロ２分５０秒ペースで走り、過去の記録を３３秒更新して日本初の２時間５分を切る大勝利を掴みました。本当におめでとうございます。
　何事においても、全体を見極め、その場の状況に動じず、自分のペースを堅持し、自分を信じ切ることが大切なのかも知れません。

（雪どけの白水川と残雪の葉山）