明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。
今年の干支は、十干と十二支の組み合わせにより60年周期で巡る中の「乙巳(きのとみ)」年です。「乙」は十干の2番目の「木」の性質を持ち新たな成長の芽吹きを象徴し、「巳」は十二支の六番目の「火」の性質を持ち物事の成長や完成のプロセスを意味すると言われています。
これらが組み合わさった2025年「乙巳」は、60年に一度しか訪れない貴重な年で、若いエネルギーが変化と発展を生み出し、新たな挑戦が高まる特別な年とされています。
今年は、昨年の地震や豪雨等の悲惨な災害を教訓に新しい知恵や知識を学び、巳の如く脱皮による再生成長を図り、新たな価値観や技術革新に柔軟に対応し、しなやかな発想と成長の実現をもたらす年になると思われます。
しかし、不断の努力を怠らず、明日への夢お持ち、一日一日を大切に過ごして行かなければと改めて感じた次第です。
どうぞ、今年も皆様にとって健康で、輝かしい年となりますようご祈念申し上げます。
(令和7年「乙巳」年)
令和6年もあと1箇月となりました。
今年は、元日の能登半島地震で新年を迎え、7月下旬には山形県が甚大な豪雨災害に見舞われ、犠牲になられた方々や仮設住宅生活を強いられたり、住み慣れた土地を離れ集団移転の決断をした地区もありました。高齢者にとっては、将来を描くことの難しさに心が痛みます。
先月、仙台から東京そして富山に向い、日帰りで山形に戻ってきました。新幹線の恩恵は、時間を短縮し行動範囲を広げてくれます。
その帰りの新幹線で、富山から大宮に向う車内で、女性の方が隣り合わせになりました。席に着くや否や目の前のテーブルを引き、ノートパソコンを取り出しキーボードを素早く打込み始めました。何気なく見えた画面から、建設コンサルタント業界の技術者であることが直ぐに分かり、私は堪らず声を掛けてしましました。
何年と何十回と乗ってきた新幹線で、自分と同じ建設コンサルタントを目指す技術者と同席するのは初めてで、この若い技術者にエールを送りたくなっていました。
話しを聞くと、今年、大学院を卒業し大手建設コンサルタント会社に入社され、半年足らずで仕事を任され、帰社してからの作業を少しでも進めようと、車内で行なっているとのことでした。この方は、優秀な技術者になられると直感いたしました。
自分が20代の時はどうであったかと重ねて過去を思い出し、こらからも一人の技術者として努力を続けて行かなければと、背中を押されたような気がしました。
出会えたことに感謝致します。ありがとうございました。
(雪をかぶった甑岳)
衆議院の解散に伴う総選挙の投開票が10月27日に行われました。裏金隠し問題で支持率が低下させた自民党が、465議席の過半数233議席を与党が獲得できるかが焦点となりました。その結果、自民公明の与党215議席、野党250議席と30年ぶりの少数与党となり、その第二次石破茂内閣がスタート出来るかが注目されます。
米大リーグ・ワールドシリーズの決勝戦が行われ、大谷翔平と山本由伸の在籍するドジャースがヤンキーズを破り優勝しました。この大リーグで日本人選手がトッププレーヤーとして活躍する姿は、全米は勿論、世界中が認めるもで、夢や希望を現実のものとする偉大な選手です。怪我を乗り越え、これからも私たちに活躍する姿と夢を見させて頂きたいと思います。
地元の山形大学は、教育学部が2026年4月を目途に20年ぶりに再設置する方針を発表しました。福島大学や宮城教育大学との連携調整で、山形大学の教育学部が廃止され地域教育文化部となりましたが、学校教育の煩雑化や教員不足による教育現場のSOSに、地元大学の教育学部の復活を進めようとしています。
学校教育は、子供たちが社会に飛び出す基本となるもので、人生において掛け替えのない自身の宝物となるものです。また、出会った恩師の教育指導や人間性は、子供たちの人生を大きく変える存在となるものです。私自身、そんな恩師に出会えたことに心から感謝をしています。