残暑の和らぎに寄り添いながら・・・
残暑の和らぎに寄り添いながら、田んぼもしだいに黄金色に染まり始めます。そして、収穫を迎え実りの喜びの季節へと秋が深まって行きます。
ここ山形は、例年であれば川原のあちらこちらで芋煮会をして、秋の味覚に舌鼓を打ち、笑い声が飛び交い季節を楽しむ光景を目にします。しかし、昨年から新型コロナの影響で自粛され、今年も静かな河川敷になりそうです。
先日、庭先で久しぶりに目の前を悠然と通り過ぎる姿を見かけました。それは、少年時代の私の憧れでした。大空を我がもの顔で誰がいようと目標を変えずに進むその姿は、時には少年のすぐ目の前を横切って一直線に通り過ぎて行く。大きくて勇ましく、青空を雄大に飛んで行く。しかし、着地点を見つけると、微動だにせずじっとその場に腰を下ろす。それは、「オニヤンマ」。少年時代のあの思いがよみがえってきます。
大人になり還暦を過ぎても、まだまだ「オニヤンマ」の様には成れない自分の未熟さを知らされます。
(トンボの王様「オニヤンマ」:思わず持っていたカメラに..。)