株式会社克技術設計

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欧州では、2022年の今・・・

 欧州では、2022年の今、165年以上前の悲惨な戦争を彷彿させる様な状況が始まってしまいました。ロシアは、ウクライナのロシア系住民を守るための闘いとして、侵略攻撃を始めました。停戦交渉では、非武装化のほかウクライナが目指してきた北大西洋条約機構(NATO)加盟断念を要求しており、ロシア軍の武力によるウクライナへの侵攻行動が止まりません。この時代には在り得ない武力行使であり、欧州諸国のみならず一部の国を除く全世界から大きな非難を浴びています。果たして、この状況をロシア国民は望んでいるのでしょうか。

 また、ロシアは、核兵器を運用する部隊の配置を指示するなど、予想できない状況が展開されています。各国がロシアの停戦合意を図るため、国連会議や経済対策を行うとともに、ウクライナへの経済支援や武器支援を行い、対策の強化を図っています。

 国や組織において政権の長期化は、独裁者が生まれ、組織の源である人々が求めている本質と、権力者の思想に大きな乖離が生じてしまうのかもしれません。権力者がそれに気づき、人々の思いに寄り添うことができるかが問われます。

 人間同士の武器による争いを恥、地球上の生物が共生できる社会を守る努力が必要ではないでしょうか。

 3月5日は、二十四節気のひとつの「啓蟄」。「冬ごもりをしていた虫たちが土の中から出てくる頃」として、カエルや小動物たちが土の中から出てきて活動を始める頃と言われます。陽だまりの情景が待ち遠しくなります。

(ここに来て10年目、会社の窓ぎわで今年も咲き始めました。)