株式会社克技術設計

土木設計、測量、調査、山形、東根、村山

昨年の2月に・・・

 昨年の2月に、急性リンパ性白血病と診断され病気療養のため選手活動を休止することを公表した彼女が、1年7カ月ぶりに東京都特別水泳大会で姿を現しました。以前のトップアスリートの姿とは別人のようなその細い体は、闘病生活の苦しさを物語っていました。2戦目となる日本学生選手権水泳大会では、50m自由形24秒21の自身の持つ日本記録には遠い25秒62の4位となりましたが、1箇月間で0秒7のタイムを上げて手ごたえを感じていたようでした。
 苦しくてもいつも笑顔を見せる彼女でも、決勝予選を終えて泳ぎ切った喜びと安心感で感極まりタオルで顔を覆う姿に、こちらまで目頭が熱くなるのを覚えました。決勝では、大きなストロークでぐんぐん上位に迫る力泳を見せて、全盛期に迫るその姿から彼女の大会出場への喜びと、競泳を諦めない直向きな強い意志を感じました。
 私たちは、大きな失敗や怪我、病気の告知を受ければ、ほとんどの人がそこで目標を見失い全てを諦めてしまうものです。しかし、中学2年でマークしたタイム(25秒47)にまだ及ばない池江璃花子20歳は、「過去の結果や次の目標にとらわれず、今を一歩ずつやっていけば。」と「第二の水泳人生」を楽しむように再スタートしました。
 私は、彼女の3倍以上の人生を歩んで来ましたが、逆に教えられることが沢山あるようです。

(秋の実りと甑岳)