未来を担う若者たちが、社会に・・・
未来を担う若者たちが、社会に飛び出す日が今年もやって来ました。
どの年代の方もこの時期は、若者たちから新鮮な光を注がれ、何故か心が躍る様な気持ちになってしまうのは私だけでしょうか。
今年は、昨年以上に新型コロナウイルス感染拡大の影響で、都心部への移動の制限や自粛に迫られ、進学や就職が希望通りに行かない方が多かったのではないでしょうか。
振り返れば私の時代は、オイルショック翌年の昭和50年で、日本経済の急激な落ち込みに企業や社会がどうなるのかと不安な時期が有りました。上京しての朝は通勤の山手線がぎゅうぎゅう詰めで、仕事を終えた夕方は秋葉原から中央線に乗り換え新宿駅西口で下車して夜学に向かう道のりも人の波で足早に移動して行く。地下道には、数多くの浮浪者が段ボールや新聞紙に身を包み、時にはゴミ箱をあさる姿はこの大都市の影の姿でした。
帰りは、学友と雑談の中にそれぞれの職場や卒業後の将来を話し、黒い雲の切れ間から明るい太陽が覗かせてくれるのを夢見ていた様な気がします。
このコロナ禍の混迷する時代も、必ず道は開ける時が来ます。今、私たちに必要なことは、私たちそれぞれが、若者の未来への思いを如何に育んで支えることができるかを考え、次の世代に引く継ぐことではないでしょうか。
(今年の春は早いようです:庭先の梅の花)