令和6年もあと1箇月となりました。
今年は、元日の能登半島地震で新年を迎え、7月下旬には山形県が甚大な豪雨災害に見舞われ、犠牲になられた方々や仮設住宅生活を強いられたり、住み慣れた土地を離れ集団移転の決断をした地区もありました。高齢者にとっては、将来を描くことの難しさに心が痛みます。
先月、仙台から東京そして富山に向い、日帰りで山形に戻ってきました。新幹線の恩恵は、時間を短縮し行動範囲を広げてくれます。
その帰りの新幹線で、富山から大宮に向う車内で、女性の方が隣り合わせになりました。席に着くや否や目の前のテーブルを引き、ノートパソコンを取り出しキーボードを素早く打込み始めました。何気なく見えた画面から、建設コンサルタント業界の技術者であることが直ぐに分かり、私は堪らず声を掛けてしましました。
何年と何十回と乗ってきた新幹線で、自分と同じ建設コンサルタントを目指す技術者と同席するのは初めてで、この若い技術者にエールを送りたくなっていました。
話しを聞くと、今年、大学院を卒業し大手建設コンサルタント会社に入社され、半年足らずで仕事を任され、帰社してからの作業を少しでも進めようと、車内で行なっているとのことでした。この方は、優秀な技術者になられると直感いたしました。
自分が20代の時はどうであったかと重ねて過去を思い出し、こらからも一人の技術者として努力を続けて行かなければと、背中を押されたような気がしました。
出会えたことに感謝致します。ありがとうございました。
(雪をかぶった甑岳)
衆議院の解散に伴う総選挙の投開票が10月27日に行われました。裏金隠し問題で支持率が低下させた自民党が、465議席の過半数233議席を与党が獲得できるかが焦点となりました。その結果、自民公明の与党215議席、野党250議席と30年ぶりの少数与党となり、その第二次石破茂内閣がスタート出来るかが注目されます。
米大リーグ・ワールドシリーズの決勝戦が行われ、大谷翔平と山本由伸の在籍するドジャースがヤンキーズを破り優勝しました。この大リーグで日本人選手がトッププレーヤーとして活躍する姿は、全米は勿論、世界中が認めるもで、夢や希望を現実のものとする偉大な選手です。怪我を乗り越え、これからも私たちに活躍する姿と夢を見させて頂きたいと思います。
地元の山形大学は、教育学部が2026年4月を目途に20年ぶりに再設置する方針を発表しました。福島大学や宮城教育大学との連携調整で、山形大学の教育学部が廃止され地域教育文化部となりましたが、学校教育の煩雑化や教員不足による教育現場のSOSに、地元大学の教育学部の復活を進めようとしています。
学校教育は、子供たちが社会に飛び出す基本となるもので、人生において掛け替えのない自身の宝物となるものです。また、出会った恩師の教育指導や人間性は、子供たちの人生を大きく変える存在となるものです。私自身、そんな恩師に出会えたことに心から感謝をしています。
石川県能登半島は、大地震発生による甚大な被害を受け覚め止まぬ中、9月21日同じ地域を線状降水帯が襲い、記録的な豪雨による大きな水害をもたらしました。
洪水に住宅が押し流され、山の斜面崩落により押し潰され、正月の大地震での仮設住宅までが浸水被害に遭い、更に犠牲者11人、行方不明者数名の方がいらっしゃり、この大惨事に言葉が見つかりません。被災者の方々にお見舞いとお悔みを申し上げ、早期復旧を願うばかりです。
10月6日、東根中央ロータリークラブで、地域の子供たちを応援する「絆プロジェクト」として、NPO法人地球のステージ代表理事の桑山紀彦氏による「地球のステージ」公演会が行われます。日本に生まれた私達にとって、平和で安全な社会が当たり前になっています。しかし、世界には、争いや貧困に苦しむ人々が沢山います。しかし、強くたくましく生きる子供たちの姿がそこにはあります。
是非、この公演をご覧頂きたいと思います。ご希望の方は、東根市さくらんぼタントクルセンターへお越しください。お待ちしております。
(「地球のステージ」公演会 案内チラシ)